2012/01/24

Hello Android1.0

最近、ネイティブのAndroid SDKを使ってアプリを作ってみているのですが、Androidの複数解像度に対応する仕組みにはほんと関心してしまいます。

1280x720でも480x320の画面でも、同じソースで全く問題が無いように(≠ 全く同じように)表示されます。もちろん、そうなるように作っているわけでしょうが、実際にやってみると、ね。

あと、UIのフレームワークとして、大画面への対応が着実に進んでいるんだなという感じがします。例えば、Androidはタブが画面の上部に表示されますが、端末を片手で操作するにはタブが上部にあると非常に使いづらいわけです。

ただ、iOSのようにタブを下部に配置するとハードキーとの兼ね合いから、それはそれで難しい問題もあるわけです。それに両手で使うタブレットでも同じアプリを使うことを考えた場合には、今度はタブは上部に配置されてた方が使いやすいはずです(持ち方にもよるが、端末下部が体に近くなる為)。

そこで、ViewPagerというものが導入されて、スワイプで画面を切り替えられるようになりました。まぁ、こいつは単にWindows Phoneの真似だろうと言われることもありますが、大画面化が進む端末に対応するには、必然的な対応ではなかったのかな?と。

そういう意味ではWindows PhoneのUIが当初からそこを見越した設計にしてるのは素直にすごいなと思うわけです。動きとしても、演出としても面白いしね。

あと、これは当初から考えてたのかどうかはわかりませんけど、いまになってみるとAndroidのバックキーがハードキーとして画面下部に配置されてるのは非常に使いやすいですね。

そういう意味で、画面の左上にバックボタンが配置されているiOSは画面の大型化には対応しづらいような気もします(あくまでも右利きを基準にした感想ですが)。

まぁ、AndroidのUIは当初からいろいろ叩かれてましたが、未完成だった分、ユースケースや端末の進化に合わせてブラッシュアップできたのが良かったのかな?

そう言えば、最近GoogleがAndroid Designのサイトを公開しましたね。これまでもUser Interface  Guidelinesのページは存在してましたが、こうやって大々的にデザイナーに向けてサイトを立ち上げたってことは、UIは当面はこれで行くよという宣言なのかも知れません。

そういう意味で、長らくオープンβ?(違うw)だったAndroid OSがICSになってようやく製品版になったんだなぁ、という印象です。ICSになってハードキーが廃止されたのも、端末によって並びが違うというのを避ける意味合いもあったのでしょうね。

というわけで、Hello Android 1.0

0 件のコメント:

コメントを投稿